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おいしい『ビール』が出来る場所 〜気軽に行けるビール工場見学記〜


 皆さんは、神奈川県で『ビール』が造られているのをご存知ですか?神奈川県の西部、緑溢れる南足柄市にある「アサヒビール神奈川工場」。老若男女、多くの人に嗜まれる『ビール』はいったいどのようにつくられているのか。今回は、工場見学にお邪魔させていただきました。
 およそ『東京ドーム』9個分の広大な敷地にある同工場。受付のあるゲストハウスに足を踏み入れると、なにやら甘い香りが…。私は『茶碗蒸し』?なんて思っていると、一緒に行った本誌スタッフは、どうやら『からあげ』のような香ばしい匂いに感じた模様。しかし、香りの謎は解けないままに、いよいよ工場見学スタートです。
 私たちを案内してくだっさたのは、こちらの川野友嘉さん。明るい声に連れられて、まずは映写室へ。10分ほどの映画ですが、「アサヒビール」さんの『ビール』に対する並々ならぬ熱意が伝わってきます。美味しいビール造りの第一歩は、やはり良質の原材料と徹底した品質管理が不可欠とのこと。当たり前のことかもしれませんが、とても難しいことですよね。
 そうこうして、映画を見終えると、実際に製造が行われている工場内へ。まずは、仕込工程が行われている仕込室です。「あれ?従業員の方が見当たらないぁ」なんて思っていると、「美味しいビールを安定して造るには、コンピューターによる徹底した温度管理が不可欠です。なので、仕込室にはほとんど人はいないんですよ」と川野さん。てっきり大勢の従業員さんが働いているのかと思っていたので驚きです。
 こうして、仕込工程を過ぎた『ビールの元』は発酵・熟成工程を経て『ビール』となり、その後ろ過され、私たちの大好きな黄金色に輝く生ビールとなります。ちなみに『生ビール』とは、日本においては熱処理をされていないもののことを言い、樽からサーバーを経て注がれるものだけでなく、缶・びんであっても『生ビール』は『生ビール』なんだそうですよ!よく「缶やびんとお店で飲む『生ビール』は味が違う」と言われますが、同じ銘柄であれば味は同じで、注ぎ方や口に当たる缶の感触で味が違うように感じてしまうそうです。そこで、家庭でよりおいしく飲むためのちょっとしたアドバイスを「アサヒビール」さんからみなさんへ。まず、グラスを良く洗い、逆さにして自然乾燥。『ビール』を6~8℃に冷やしグラスも冷やす。次に、注ぎ方。まずはグラスを傾けずにまっすぐ『ビール』を注ぎ、“泡のふた”を作る。そして、グラスを傾け“泡のふた”の下を滑らせるように静かに注ぐ。仕上げに、徐々にグラスを起こし泡の比率を20~30%に調整。これだけで、今日の『ビール』はより一層おいしくなりますよ!
 おっと、楽しい時間はあっという間。工場見学も終しまいです。紙面では書ききれないことがたくさんあります。なので、みなさんもぜひ「アサヒビール神奈川工場」さんに工場見学に行ってみてください。こちらは個人・団体問わず無料で案内していただけます。ちなみに…『アサヒスーパードライ』の試飲もありますよ!飲み足りなければ敷地内にレストランもあります。ご夫婦・ご家族・お友達、どなたと行っても楽しめること間違いなし。
 そういえば、ゲストハウスから漂うあの香り、仕込工程で煮込んだ原料の『麦芽』と、米等の副原料のでんぷん質が『麦芽糖』に変わり、甘い匂いを発しているそうです。
『ビール』のことをより良く知ったその日から、あなたの『ビール』はより一層おいしくなるはずです。
■ 取材協力 アサヒビール神奈川工場 0465(72)6270
※ 工場見学は予約制となっております。
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