
年齢を重ねるにつれ、歴史が面白く感じてきたスタッフつゆ。「伊勢原にはどんな歴史があるんだろう?歴史に詳しい人はいないかな?」と思っていた頃、いせはら観光ボランティガイド&ウォーク協会三上さんに出会いました。お話をお聞きしながら取り出してくれたのは一冊のガイドマップ。全部で6コースあります。その中で惹かれたのが日向コース。「そのガイドあげるから行ってみれば?」という一声に押され、宝探しの地図(つゆの目にはそう映った)を携えて日向地区の探索に出かけることに。
当日、隣の席のふーみんと一緒に、出発。「私、歴女になる!」と張り切るふーみん。「僕は伊勢原歴史マスターになる!」と威勢だけはいいつゆ。『日向薬師』で有名な日向地区。『日向薬師』は、716年、行基菩薩が開創したと伝えられている歴史ある場所。名前は知ってはいたものの初めて訪れるその土地に何があるのか期待に胸を膨らませる二人、薬師様の本堂を目指します。
明るい太陽の光が降り注ぐ中、日向地区に漂う静けさは現代の日常から遥か遠い所に押し上げてくれるかのようです。所々に、古い橋や石碑などが点在し、古くからこの地に人が集まっていたことを物語っています。「みんな何を思い歩いていたのかな?」なんてことを感じながら一歩、一歩進んでいきます。
途中印象的だったのは「衣裳場」、「仁王門の金剛力士像」の二つ。「衣裳場」は鎌倉幕府の将軍源頼朝が旅装から正装に着替えた場所だといいます。当時、娘の病が良くならないのを憂い、薬師様に参詣に来たという頼朝。鎌倉武士を率いての参列姿は圧巻だったそうです。その前にも妻の北条政子とともに安産祈願でお参りしているとのこと。時代は違えど想う心にそう違いがないことを感じさせてくれます。仁王門に立ちはだかる金剛力士像は
圧巻です!厚い胸板、図太い腕、迫力の表情。メタボに悩む現代人をどう見ているでしょうか? 仁王門を通り抜け、しばし緑が眩しいなだらかな山道を上がっていきます。「はあ、はあ」日頃の運動不足が祟ってか、息が上がるふーみんとつゆ。「もう少しですよ!」とふーみんに励ましの声を掛けるも余裕のないつゆ。「つゆに励まされたくないわ」と憎まれ口のふーみん。そんな中でも気持ちいいのは、時折通り抜ける風と生命力に満ちた自然の力に心身ともに癒せれます。
最後に階段を上がるとそこには薬師様の本堂が。「うわー、大きいね!」「そうですね、立派ですね!」と感嘆の声を上げる二人。しばらく無言でそこに漂う空気を感じていました。香台にお線香を投じ煙りを身体に浴び、お参りをし、下山しました。
今ある日常から一歩足を止めて遠い昔に思いを馳せることは何かを感じること。身近にある歴史から何かを学ぶこともできるのではないでしょうか?これからも伊勢原の歴史を探索したいと思います。(つゆ)