♪ありがとう ありがとう ありがとうって何度くり返しても足りないけれど・・・♪お昼の人気番組のエンディング。流れてきたのは、ストレートな歌詞とどこか懐かしいメロディーが心に残る曲でした。歌っているのは大光寺 圭(だいこうじ けい)さん。のびやかで力強く、聴く人の心を包み込むような歌声で多くのファンを持つ、綾瀬市出身で藤沢市在住のシンガーソングライターです。
吉田拓郎さんファンのお父様や音楽好きだった小学校の先生の影響で、70年代のフォークやロックに興味を持ち、小学校6年生の時にギターを弾き始めます。高校時代に組んでいたバンドが、当時「音楽の甲子園」といわれた『ヨコハマハイスクールホットウェーブフェスティバル』で、1800本もの応募テープの中から選ばれ、憧れの決戦大会に出場したのが本格的な音楽活動のスタート。その後、ライブやラジオ番組のパーソナリティを努めるなど活躍の場を広げてきました。現在はソロとして音楽活動を続けながら、実家の経営する介護サービス会社で看護師としてお仕事もされています。
小さい頃から看護師をされているお母様をずっと見てきて、「ご自身も人の役に立てる資格を取りたい」と、高校卒業後は看護学校へ進学されたそうです。勉強と音楽活動の両立でご苦労もあったと思いますが、「先生方がよき理解者で、応援してくれていました」と笑顔で話す大光寺さんは、とても頑張り屋さん。3年間の看護学校生活を終え、難関とされる国家試験に一度で合格。正看護師の資格も取り、夢を叶えました。
さらにシンガーソングライターとしても2006年、念願のメジャーデビューを果たします。その後も看護師を続けながらの音楽活動となりますが「大変だなと思うことがあるとすれば、スケジュール調整です。イベントやライブが入ればそちらが優先になるので、介護サービスに伺っている方たちに申し訳ないな・・・」と、音楽と同じ位介護の仕事にも真っすぐに向き合っている大光寺さん。「この仕事を通じて受け取るものは、とても大きい。色々な人たちとふれ合う中で“今生きているこの時”を深く考えるようになった」と言います。
同時に言葉を大切に詞を書くようになったそう。「自分の歌を聴いてくれた人たちに想いが届いて、何かを感じてくれたら」と、瞳を輝かせます。
休日は、ウィンドーショッピングをしたり、海や江の島へドライブに行って元気をいっぱいもらってくるのだそう。そんな元気がぎゅっと詰まった新曲が、フジテレビ『ライオンのごきげんよう』のエンディングテーマに起用され、今年1月からお茶の間に流れています。「自分の曲に決まった時は本当に嬉しかった!でもだんだん、本当かな?と思えてきて・・・。放送初日はテレビをつけて自分で確かめちゃいました!」と、少し照れながら話す大光寺さんはどこまでも自然体。4月からは、再びパーソナリティを努めるラジオ番組がスタートするなど、その歌声はさらに多くの人たちへと届きます。(記/Yukari)