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スローフード協会の秦野支部が設立〜「おいしい」の幸せ、「きれい」の幸せ、「ただしい」の幸せ〜 


 昨年の11月25日(火)に、スローフード協会の秦野支部設立の記念パーティーが催されました。
 まずは資料をもとにスローフードの歴史を紐解きたいと思います。 
 1986年にイタリアで誕生したスローフード。イタリアのブラ市、セッラルンガ・ダルバ市、バローロ市62人の創始者たちが、アルチゴーラ(スローフードの前身である)の創立集会を開催。89年にフランスパリにて15カ国の代表たちによって宣言文にサイン。国際スローフード運動が発足。日本でも04年に仙台に国内オフィスを構えたスローフード・ジャパンが誕生。(日本では12月現在49支部)
 89年に国際NPO法人となり世界に約850ものコンヴィヴィウム(本来は祝宴などの意ですが、スローフード協会では地域支部としての意味で使用)と8万5千人以上の会員がいるのだそうです。ちなみにスローフードのロゴマークはカタツムリ。
 各支部での主な地域活動はいろいろあります。生産者との良好な関係を築き、伝統食品を守り、地域素材を使用していく働きかけなど。国際イベントへの参加を促したり、試食会やセミナーを開催。各種イベントを通して食教育を普及させる活動etc。
 現代社会では、普段の食卓で食べることの喜びやありがたみ、そして責任について考えることが難しくなっています。穀物、野菜や果物、動物などを守りながら、そこに関わる生産者と消費者の良好な結びつきがスローフードの基盤となっているんです。
 さて、この度発足された秦野支部は、以前いどばたでもご紹介した中川璃々さん(秦野の魅力を記した『里山暮らしときどきスペイン』の著者)を会長として、石井貞男さん(丹沢蕎麦「石庄庵」)と吉川沓那さん(「すぴなっつおら」)を理事に、約30名の会員で設立されました。設立祝賀パーティーでは、まず関係者方々による設立のご挨拶と自己紹介が行われました。会員の皆さんは少し照れくさそうにカタツムリのバッジをつけていました。
 引き続き、中川さんがイタリアからお土産として持ち帰った、ウンブリア州(秦野支部と姉妹支部の約束を交わしたイタリアのテルニ支部のある州)のスローフード会員が作ったワインやチーズ、オリーブオイルなどを皆さんが試食。さらに丹沢そばとイタリアンパスタの手打ちの実演。またプチコンサートも催されるなど盛会でした。
 現場で会長としての中川さんに、ゆっくりコメントすいただくお時間もとれなかったので、後日お話を伺うと、
 「共に食べる」ということは「共に生きる」同義語…大きな幸せは小さなテーブルから始まるんです。だから、安全で美味しいものはみんなで食べたい!スローフードな幸せをみんなでワクワクしながら作りたい!そして誰かのために出来ることを見つけたい!そんな思いに共感する仲間たちと秦野支部の設立を実現させた中川璃々さんは「ゆっくりでも確かな足どりで一緒に歩んでいきたい」と。

 (みうら)

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